6日から9日までの「燕三条 工場の祭典」にあわせて、燕三条地域の職人が良く使う言葉を集めた小冊子の辞典「燕三条 こうばのじてん」の第3版が発刊した。
A6判のポケットサイズで46ページに245語を収録。2,000部を作成、500部を三条市と燕市の全小中学校と図書館に無償配布し、1,500部を税込み200円で燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」だけで販売している。
工場の祭典にあわせて13年に第1版、15年に第2版を作成したのに続く第3版。一般的な国語辞典の体裁を借りて、現場での専門用語、方言、俗語など、全国的にはちんぷんかんぷんでも燕三条の職人なら当たり前にわかる言葉を収録する。
違う版で同じ言葉は収録していない。「しょーしい」は“恥ずかしい”、「かんべ」は“ごめん”の方言。「バリ厚」はものすごく厚いという意味ではなく、加工部品の縁にできる残留物の厚さ、「きんぴら団子」は三条名物のきんぴらが入った団子など、燕三条のディープでサブカル的な情報が手に入る。
第1版に続いて三条市・諏訪田製作所の小林知行代表取締役の描き下ろしのぱらぱら漫画が健在。第2版までは取引先へのプレゼント用などにまとめ買いする企業も多く、好評だ。