三条市の繁華街「本寺小路」周辺を会場に7日、「さんじょうバル街」が開かれ、「燕三条 工場の祭典」に訪れた県内外の来場者も加わり、マップを手にはしご酒を楽しむ人たちでにぎわった。
2012年から毎年、三条商工会議所青年部の主催で開き、今回は初めて同青年部OB有志でつくる三条バル街実行委員会(中條克俊会長)が主催した。
48の参加店舗から好きな店を選んではしご酒を味わうイベントで、各店自慢のピンチョスとドリンク1杯がつくチケットが5枚つづりのチケットを前売りで約650セット販売したほか、当日券も販売。午後4時から午前0時まで開催し、20人以上の行列ができる店舗もあった。
本寺小路沿いの中央パーキングに設置した本部では、午後7時からたる酒の鏡開きを行って参加者や立ち寄った人に日本酒を振る舞った。
本部には、参加各店のピンチョスを写真付きで掲載し、参加者が立ち寄っては「次はどこに行こう」と相談したり、「ここ、お勧めよ」と情報交換したり。3回目の参加の女性2人は、「行ったことのないお店にチャレンジしようと思っている。でもこの1軒は毎回、行っている」と、バル街でお気に入りのお店も見つけた。年1回だけでなく「開催回数を増やしてくれたらいい」と希望する人もいた。
また、以前から要望もあったことから今回は、「燕三条 工場の祭典」にあわせて開催。地元企業がチケットを購入して取引先と一緒に参加する人や工場の祭典の参加企業から紹介されて参加した人もいた。遠くは徳島県から前売り予約があり、県外からの参加もあり、全国から訪れた人が新潟・三条の夜を気軽に楽しめると好評だったようだ。