1957年(昭和32)創立の三条ロータリークラブ(川瀬康裕会長)は8日、創立60周年記念事業の一環で三条市の子育て拠点施設「あそぼって」に絵本や遊具など約120万円相当を寄付した。
「あそぼって」はことし4月、三条市三条市立一ノ木戸小学校の旧体育館をリノベーションしてオープンした。午前10時から同所で寄贈式を行い、三条ロータリークラブ創立60周年実行委員会の山田富義委員長はじめメンバー約15人と三条市の久住とも子教育部長、指定管理者の三条おやこ劇場の兼古和枝理事長などが出席した。
荻根澤隆雄記念事業委員会副委員長から絵本、本棚、遊具など寄贈品の目録を久住教育部長に手渡した。久住部長は、「あそぼって」を「少しずつ充実させ、愛される施設にしていきたい」と感謝。兼古理事長は、寄贈品を生かしながら「毎日来たくなる『あそぼって』にしていくようスタッフ一同、努める」と礼を述べた。
寄付の内訳は、紙芝居舞台やパネルシアター、折り畳みベンチやテントなどの備品や遊具計43点、大型絵本12冊を含む絵本約122冊。絵本は、「おおぞらおひさま文庫」と命名した新設コーナーに設置し、この日、さっそく読み聞かせも行った。三条ロータリークラブのメンバーによる読み聞かせも行われ、大勢の親子が楽しんた。
三条ロータリークラブは、創立60周年記念事業として翌2017年4月19日に記念式典を開くほか、11月19日に、「あそぼって」のある一ノ木戸ポプラ公園、旧第一中学校跡地の島田若草公園、旧条南小学校跡地の条南あおば公園で植樹を行う。