弥彦線の吉田駅ー弥彦駅間の開通からちょうど100年となる16日、午前10時20分から11時ころまで弥彦駅前広場で開通100周年セレモニーが行われるほか、臨時列車運転、記念入場券の発売も行われる。
セレモニーでは、記念品のふるまいと弥彦山太鼓の出迎えが行われるほか、弥彦駅から歩いて5分の「ヤホール」でもグルメイベントが行われる。また、16日から弥彦線記念写真展が開かれ、「弥彦百景」として弥彦、吉田、燕三条、東三条の各駅に合わせて100枚の写真が展示される。
臨時列車は16日、「吉田・弥彦間開通100周年記念号」を運転。国鉄時代からあった古い115系の6両編成、全車自由席で新発田発午前8時31分、弥彦駅着10時32分。記念ヘッドマークをつけて運行し、吉田駅ー弥彦駅間で乗車記念ステッカーを配布する。
弥彦線(吉田〜弥彦間)開通100周年記念入場券は16日発売で、午前10時から弥彦、吉田、燕、燕三条、東三条の無人駅を除く弥彦線の各駅で販売する。内容は弥彦、矢作、吉田、西燕、燕、燕三条、北三条、東三条の各駅の大人入場券か?1枚ずつ、合計8枚1セットのD型硬券で、140円が8枚の1,120円。総発売セットは1,000セット。
券面デザインは2種類。国鉄からJRになった1987年(昭和62)に県内すべての駅の入場券のセットが発売されたことはあるが、ふだんは入場券を販売していない無人駅の入場券もセットになっているのは貴重だ。
1日から11月30日まで弥彦駅を発着点とした「駅からハイキング 越後一宮彌彦神社と弥彦山ハイキング」が行われている。温泉街を歩いて弥彦山登山を行うハイキング。参加費無料で予約は必要なく、午前9時20分から11時まで弥彦観光案内所で参加者を受け付ける。
また、16日はガイドによる弥彦神社の境内の案内も行う。参加希望の人は受け付けで申し込む。午前10時、11時の2回行い、各回定員25人。
弥彦線は私鉄の越後鉄道により建設され、1916年(大正5)に弥彦駅ー西吉田駅(今の吉田駅)間が開通し、16日でちょうど100年になる。