11日始まった「新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり旬間・全国地域安全運動」にあわせて14日、三条市大面地区でわんわんパトロール隊出発式が行われ、ことしで3年目にになる同地区の防犯に活躍する新人ならぬ“新犬”2隊員を含む82隊員のパトロールをスタートした。
三条署が午前10時から大面地区の集落開発センターで出発式を行った。三条署、三条市、大面地区防犯連絡協議会(麸沢文雄会長)などから40人近くとイヌ3の隊員が出席。新隊員2隊員への登録任命書とパトロールグッズのリードに取り付ける反射式のリード標やストラップのミニチュア警察手帳を貸与し、昨年の手錠に続いてことしは警棒のストラップを贈呈した。
隊員3年目の柴犬「チャッピー」を飼う三本一弘さん(70)が決意表明を行い、新潟県動物愛護センターによる記念講話のあと、わんわんパトロール世帯訪問に出掛け、さらに甲斐犬も加わって4隊員で大面地区の家を順に訪問して防犯を呼びかけた。
わんわんパトロール隊は、日ごろ愛犬と散歩するなかで地域の子どもや高齢者に声かけを行うなどして地域の安全を見守る活動を行う。県内には見附市を皮切りに大面地区を含め6カ所で同様の取り組みを行っている。
大面地区では昨年から3隊員が亡くなるなどして抹消、新たに2隊員が加わって64世帯の82隊員となった。大面駐在所の警察官によると、大面地区では侵入盗や自転車盗、置き引きや車上狙いも多く発生しているとのことで、わんわんパトロール隊員の活躍が期待される。