三条市は15日、昭和史に名を残す三条市出身のプロレスラー、ジャイアント馬場(馬場正平)さんを名誉市民とする称号の贈呈式を行い、妻の元子さん(76)に国定勇人市長から「名誉市民の証」を手渡した。
午後4時から市役所市長室で贈呈式を行い、全日本プロレスの秋山準社長(47)も同席した。国定市長は馬場さんを名誉市民にしようと地元有志が1万人を超す書名を集め、市議会で全壊一致で可決した経緯を話した。
元子さんによると、馬場さんは生前、五十嵐川で遊んだり、弥彦へ言ったりしたことを良く話したと言い、「もう19回忌になり、風化しないように皆さんのご協力をいただいて馬場さんもとっても喜んでいると思います」と話した。
元子さんは、昭和39年(1964)に馬場さんの母校、三条実業で行われた興行のことにふれ、「そのときに初めてアジアタッグの防衛戦か何かをやった。それが超満員になって。そこで初めて三条に錦を飾れたみたいな」と思い出を話した。
国定市長は名誉市民の称号の贈呈だけにとどまらず、「馬場さんの歩んできた足跡をお見せする場を来年以降、しっかりとつくっていきたい」と話し、そのことについて贈呈式後、元子さんは、「あたしが望んでできることじゃないですから、やってくださるなら協力はさせていただきますってことで、また秋山社長が協力してくださる。皆さんの協力を得ないとできることじゃないですものね」と歓迎し、協力する考えを示した。
市役所には書名活動を行った「三条の英雄・世界のジャイアント馬場を名誉市民にする会」の川上真樹会長(47)ら主要メンバーも訪れ、悲願の達成を喜んだ。