11日から20日までの「新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり旬間・全国地域安全運動」にあわせて三条署などは14日、三条市立長沢小学校(児童111人)で「安全安心フェスティバル」を開き、不審者対応寸劇や県警音楽隊コンサートなどを行い、犯罪や事故に遭わないように学んでもらった。
三条市、三条署が三条市防犯協会と共催でおととしから毎年、市内の小学校1校で開いている。全校児童と教職員、吉田実三条市副市長、桜井秀昭三条署長などが出席し、新潟県警察音楽隊32人の演奏によるファンファーレで開会した。
不審者対応寸劇は、まんなかフェス実行委員会、下田地区地域おこし協力隊、三条警察署員の3者が協力して行い、防犯標語「いかのおすし」を元にして、下校途中に不審者から声をかけられたらどう対応するかを、三条市非公認ご当地ヒーロー「無敵職人ジョーカイト」や県警マスコット「ひかるくん」と「ひかりちゃん」も登場して演じた。
「いかのおすし」知ってる?の問いに、ジョーカイトが、「イカは、いかした車なので乗ってみました」、「オスは、大きなスケールで心の大きさ見せつける」、「いや押さない、走らないだな」とジョークを連発した。
それに対して「それは火事でしょ!」、「いかない、のらない、大声で叫ぶ、すぐに逃げる、知らせる」とすかさず突っ込みが入るテンポのいい寸劇に子どもたちは大笑い。「おもしろくてためになりました」、「わかりやすかった」と大好評だった。
続いて、県警音楽隊が交通事故に遭わないための注意などを交えて演奏し、通常の座ったスタイルでの演奏に加え、カラーガード隊とともにステージドリルを披露。最後は、児童代表2人が「安全安心の誓い」を読み上げて、楽しく学んだことを生かし、安全安心への取り組みを誓った。