6日から9日までの開かれた「燕三条 工場の祭典」にあわせて8日、JR燕三条駅(小林一則駅長)は第3回燕三条駅県央祭りを開き、ことし4月にデビューした現美新幹線の展示をはじめ、駅構内を使って芸能ステージやご当地キャラクター大集合、縁日風お楽しみコーナーなどを行ってにぎわいを生み出した。
地域を盛り上げて行こうと一昨年から毎年、県央祭りを開いている。目玉の現美新幹線の展示は、午前9時36分から1時間足らずの停車で、内部も見学できないが、現美新幹線が到着するまでに100人近くが行列をつくって到着を待った。
華やかな色彩をまとった現美新幹線がゆっくりとホームに滑り込むと、あちこちから「かっこいー!」の声。おしゃれ感もあってか女性の鉄道ファンも多く、盛んに写真を撮っていた。白い制服を着た小林駅長も大人気で、現美新幹線と小林駅長とセットで写真を撮ってもらおうと行列ができるほどだった。
1階に設置したステージでは、県央地域各地の太鼓の演奏や民謡踊り、三条商業高校書道部による書道パフォーマンス、ご当地キャラクターや加茂市のことしのミス雪椿3人の登場もあり、人だかりが絶えなかった。
ほかにも三条商工会議所青年部が、先にパリで開かれたジャパンエキスポに出展したときのブースなどを再現。模擬信号機を使った非常停止ボタンを押す体験、プラレールの走行、縁日風お楽しみコーナーなど盛りだくさんで、列車が到着したとき以外は閑散としたイメージの燕三条駅がにぎわいにあふれたイベント会場に生まれ変わっていた。