三条中央ライオンズクラブ(福田健男会長・会員81人)は21日、「100周年記念コミュニティ・レガシー・プロジェクト」の一環で、三条市総合運動公園芝生広場のサークルベンチの屋根となる東屋1棟を設置し、三条市に寄付した。
東屋は、約5.6メートル四方で、2009年に同クラブが設置した12角形の木製のサークルベンチとそのテーブルをすっぽりと覆う大きさ。柱はヒノキ、はりはベイマツ、屋根はトタン製で、設置の総額は約80万円。午前11時半から贈呈式を開き、福田会長から吉田實三条市副市長に東屋1棟の目録を手渡した。
福田会長は、2009年に同クラブがサークルベンチを設置したときの担当委員会の委員長だった。以前から、夏場は、日よけのないサークルベンチに座っている人を見かけたことがなかったと言い、屋根を設置した今後は、急な雨降りの待避所として、また日よけの下でゆっくりと過ごしてもらったりと、活用してほしいと話した。
同クラブは、結成35周年の記念事業で同公園に100本の桜の苗木を植えて以来、ベンチや藤棚などの寄付や公園内の清掃活動をするなど、代々の会長が引き継ぎ、長年に渡って同公園の整備にかかわっている。
また、今回の「100周年記念コミュニティ・レガシー・プロジェクト」は、ライオンズクラブ国際協会の100周年を記念したプロジェクトで、ライオンズクラブがしてきた奉仕による貢献を遺産として末永く残そうと、各クラブがさまざまな企画を実施している。