加茂市岡ノ町、貸しアトリエ「あとりえきっか」では21日から30日の金、土、日曜の6日間、「箱展〜作家たちのBoxArt展〜」を開き、日本画やオーブン粘土、蒔絵などの作家8組の「箱」をテーマにした作品を展示している。
箱展は、昨年から開き、2回目。同アトリエ主宰の長谷川優子さんが呼びかけて、ふだんは日本画、彫刻、蒔絵、粘土人形、編みぐるみなどを制作している県内外の作家8組が出品。うち6組が初参加だ。
1組が1点から数点を展示。ジャンルの異なる8組の作家が、「箱」という共通のテーマで制作した作品は、箱の中や箱の外側、箱に見立ててなど、それぞれの視点で作られており、バラエティに富んでいる。また、ふだんは日本画の作家だが、今回は粘土を使って作風も違うユニークな作品だったりと、遊び心もあふれている。
鑑賞には「ルーペも使ってください」という米粒ほどの小さな作品もあり、来場者は、顔を近づけて観察するようにじっくりと作品を見る人もいる。
箱展の会期は、10月21、22、23、28、29、30日の6日間。午前10時から午後5時までで、最終日30日は午後3時半まで。入場無料。会場は、加茂山公園駐車場前から加茂駅に向かって数百メートル先の左側、「ショッピングセンターメリア」の裏。出展者は次の通り(敬称略)。
▲木村富美子(蒔絵)▲斉藤和行(日本画)▲皆川徳志(版画)▲村木薫(彫刻)▲鷲塚佐恵子(羊毛フェルト)▲みるくみあ(編みぐるみ)▲CaramelPetit(はんだづけ)▲*puco*(オーブン粘土)