23日、燕市・分水総合体育館駐車場で行われた「Bunsui 軽トラ市」で、東京を中心に活動する女性2人のボーカルユニット「シェアー」が出演した。ひとりは地元分水地区の出身で、初めての凱旋(がいせん)ライブとなった。
シェアーは分水出身の平出夏生さん(26)と神奈川県横浜市出身の鴨志田智愛さん(26)のふたり。同じ東京の専門学校で知り合い、ユニットを組んで4年目になる。2014年に気象情報会社「ウェザーニューズ」の「ソラウタシンガー」に選ばれ、米米CLUBの「浪漫飛行」のカバーをキッカケに、石井竜也さんからの楽曲提供も実現して昨年、フルアルバム『Share the Sky』をリリースしている。
地方での演奏は関西方面であるくらいで、新潟県内では新潟市内のライブハウスに出演したことはあるが、それ以外では初めて。当日はあいにくの雨だったが、県内のファンや東京から訪れたファンもいた。
ふたりともアコースティックギターを弾きながら、オリジナル曲や「浪漫飛行」でさわやかなハーモニーを聴かせ、ファンと一緒に歌って盛り上げる場面も。ライブ後はアルバムは販売し、親せきや友人に囲まれた。
平出さんは分水小、分水中、分水高と地元で育ち、高校卒業してすぐ上京して音楽専門学校へ。高校では軽音楽部に入った。平出さんは「こうしたイベントでまちを盛り上げることができ、歌で参加できたことがうれしい」とにっこり。
「いろいろなところでライブをやりたいし、いつか分水でも自分たちの力でライブができれば」と話していた。