ことし4月にオープンした三条市保内地区交流拠点施設「庭園の郷 保内」(三条市下保内)が7日付けで「道の駅」として登録されたことに伴い、27日午前11時半から市役所で登録証伝達式が行われた。
伝達式には「庭園の郷 保内」の指定管理者「保内緑の里管理組合」の本田寿栄組合長も同席。国土交通省北陸地方整備局の大江真弘新潟国道事務所長から国定勇人市長に「道の駅」の登録証を手渡した。
「道の駅」の制度ができた1997年から全国で1,107番目の登録で、新潟県内では39カ所目。三条市内では「漢学の里しただ」、昨年の「燕三条地場産センター」に続いて3カ所目となった。
「庭園の郷 保内」はことし4月、県内有数の植木産地の保内地区の国道403号線沿いにオープン。保内地区の主力産業の植木や庭木の展示販売を通じて、庭園の魅力を発信する場として整備され、周辺の庭園施設と連携し、植木産業の知名度向上を図る拠点と位置付けている。
今後、24時間利用できるトイレや Wi-Fi環境、情報施設などを整備し、17年3月下旬ころに「道の駅 庭園の郷 保内」としてオープンする。
大江所長はあいさつで、「地域の皆さまの創意工夫によって大きな飛躍をとげる施設になると思っている」と述べ、「道の駅が、地域の皆さまから愛されるとともに、国内外から訪れる方々の利用を含めて三条市の発展に寄与されることを期待する」とした。
国定市長は、先に道の駅としてオープンした燕三条地場産センターの登録後の客数や客層の変化など、道の駅効果を感じているとし、「庭園の郷 保内」では「これから先の施設の発展を考えたときにも、大変重要な期待のできる時機にかなったタイミングでの登録」と感謝。しっかりと施設運営し、これをきっかけにして造園、植木の郷としての保内が、県内外に広く知れ渡るように努力していきたいと話した。