鈴木力燕市長は31日午前9時半から市役所で定例記者会見を行い、国道116号吉田バイパス整備促進協議会の設立やインダストリアルデザインコンクールの出品者募集、ヤクルトの年間シート特典に燕製品が採用されたことなど10項目を発表した。
国道116号吉田バイパス整備促進協議会の設立に関して、知事選で鈴木市長が県市長会の一員として推した前会長の森民夫氏が落選した影響についての質問に鈴木市長は「知事選の影響はわからないが、ないようにしてもらいたい」とし、報道から米山隆一知事がスピード感をもっていろんな課題に取り組む意向を示していると聞いていることから、「そのスタンスで大幅な遅れが出ないようにしてほしい」、「新潟市長に各市町村を回りたいという意向を伝えたと聞く。話し合う機会があったら燕市の課題を伝えたい」と話した。
もともと米山知事とは面識もなく、森氏を推したのは市長会として取り組んできた会の代表の仲間だったからで、「決して米山さんに対してなにか悪い印象をもっているから森さんについたということではない」。県民が選んだ知事であり、「敬意を払いながらともに新潟県の発展、あるいは燕市の発展のために取り組んで行くことが大切。そういう形で望みたい」とした。発表項目は次の通り。
- 国道116号吉田バイパス整備促進協議会を設立
- 国道116号の渋滞を緩和し、道路機能を高めるためには、「国道116号吉田バイパス」の早期事業化が望まれる。そのため、地元の声を届ける目的で民間団体が中心となって「国道116号吉田バイパス整備促進協議会」を設立する。11月2日午前10時から吉田産業会館で設立総会を開く。
- インダストリアルデザインコンクールの出品者を募集
- 「ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール」の出品者の募集を開始。40年目の節目を迎える今年度は、新たに市場ニーズやトレンドを反映しているかといった“市場性”を審査基準に取り入れ、審査員にもマーケティングの専門家を加えて実施する。
- 東京ヤクルトスワローズの年間シート特典に燕製品が採用
- 2017年シーズンに明治神宮野球場で開催される東京ヤクルトスワローズ公式戦を、専用席で観戦できる年間予約席の購入者(年間シートオーナー)への特典に、燕製品が採用された。 きっかけは、明治神宮野球場で開催している燕市PRイベント「燕市Day」に燕三条地場産業振興センターが出展していたこと。
- 地場産業とコラボした金属製CDケースが完成
- 燕市PR大使の本宮宏美さんが所属するオトノハコ(株)と市内の金属加工企業 (株)MGNETとが、平成27年の春から協力して開発を行ってきた金属製CDケースが完成し、初となるベストアルバムの限定プレミアムエディションのケースとして11月9日に発売される。このベストアルバムと同時リリースのセレクトアルバムの発売を記念したワンマンライブが燕市文化会館で開催される。
- 燕ジュニア検定を実施
- 11月17日に市内各小学校で第5回燕ジュニア検定を実施。受検申し込み者数が過去最高の2,962人(昨年度比233人増加)となった。3年生以上の受検申し込み率も97.7%(昨年度比 約6ポイント増加)と、3年生以上のほとんどの児童が受検する。運営には各小学校の地域コーディネーターを中心に多くのボランティアが協力する。
- つばめ「女(ひと)と男(ひと)」ふれ愛フェスタ2016開催
- 男女が互いに人権を尊重し、一人ひとりの個性と能力を十分に発揮できる社会の実現を目指して、11月27日午前10時から吉田産業会館で『つばめ「女と男」ふれ愛フェスタ2016』を開催。昨年までの講演会スタイルから、ステージイベントやワークショップなど、多彩な催しを楽しみながら啓発につなげるイベントへと内容を一新した。初めての「つばめ輝く女性表彰2016」表彰式もこのイベントで行う。
- つばめ元気かがやきポイント事業 こども手帳の最上位ポイント獲得者を表彰
- 11月13日午前9時から燕庁舎で、この夏休みに子どもたちが取り組んだ「こども手帳」の最上位ポイント獲得者への表彰式を開催し、あわせて「つばめ元気かがやきポイント事業」第1回目の抽選会も開催。ことしはポイント事業の登録者数は8,000人を突破、燕市の人口の1割にあたる。
- 「先人工芸展」を開催
- 11月5日から12月18日まで燕市産業史料館で「先人工芸展」を開催。明治から昭和にかけて制作され、今では伝説となった燕市の鎚起銅器の職人の作品を中心に展示し、明治期より燕に連綿と続く伝統美を紹介。
- 長岡技術科学大学と連携して先進技術についての講演会を開催
- 技術開発などの推進に貢献することを目的とした燕市と長岡技術科学大学との包括的連携協定の一環で、先進技術を紹介する講演会(技術開発懇談会)を11月25日午後6時から市役所で開催。今まで難しかった人間がものをつかんだり、ものに力を加えたりするとき力加減までも再現する技術について詳しく説明する。長岡技術科学大学電気電子情報工学専攻の横倉勇希助教が「モーションコピーシステムによる人間の接触動作の保存と再現」をテーマに講演する。
- 地域包括ケアについて理解を深める講演会を開催
- “地域包括ケア”の取り組みの最前線で取材を続けてきた講師から、自身が撮影された写真とともに話し、終末期ケアや在宅での看取りについての理解を深める「命のバトンリレー」講演会を12月10日午後1時半から燕市文化会館で開く。