三条商工会議所の役員任期の始まりの1日、第10代目会頭に就任した兼古耕一会頭(65)=株式会社兼古製作所代表取締役=と3人の副会頭が職員を前にあいさつを行い、新たなスローガン「市民と感動を共有し、笑顔と感謝で共に成長する」を掲げ、第29期をスタートした。
兼古会頭は、「まだまだ実感はわきませんけれども、皆さんと一緒に地域のために頑張っていきたい」と抱負を述べた。
さらに、「教学相半(きょうがくそうはん)」という言葉を紹介し、「感謝をもって、お互いに学び合いましょう」ととらえている。兼古会頭自身、前会頭とはタイプも違うし、考えも若干違っているとしたが、前会頭には素晴らしい運営をしていただき、学ばせてもらったと言い、「これからは、教えを一緒に受けた皆さんと、いろんなかたちで気づきながら学んでいきたい」。
新しいスローガンについては、皆さんと一緒に成長したいという思いから、これまでのスローガンに「ともに成長する」を加えた。前会頭からの従来の路線を引き継ぎながら、さらに互いに学んで成長していきましょう。会員、市民ともどもという意気込みで3年間やっていきたい。よろしくお願いします」と協力を求めた。
続いて、西潟精一氏(62)=三条信用金庫理事長=、岡田久徳氏(70)=株式会社岡久代表取締役=、野崎正明氏(63)=株式会社野崎忠五郎商店代表取締役=の3人の副会頭があいさつし、兼古会頭のもとで新たなスタートを切った。