燕市の三役と部課長は10月31日、部下の仕事や育児、家庭生活の両立を理解、支援する上司となる「イクボス」を宣言した。県内の自治体でイクボス宣言したのは新潟県、新潟市に続いて3番目。
市役所で宣言式を行い、三役と部課長13人が宣言書に署名した。鈴木力市長は、燕市は国に先駆けて女性が輝くプロジェクトをスタートし、女性が男性とともに協力しながら自らの能力をさらに発揮するための環境整備やきっかけづくりを行ってきたと話した。
市役所が率先して育児やワーク・ライフ・バランスに取り組むもうとなったが、「宣言しなくても本来、十分、そういったことに配慮する必要があるが、職員から宣言しようという発案があった」と宣言に至る経緯を話した。
「宣言をきっかけにあらためて管理職はそういった意識をもち、職員の仕事に配慮したり環境整備したりすることにつながる。職員側もうちの市役所は各部課長が宣言したんだということで、遠慮なくきょうはこういった事情があるので早めに帰らせてください言いやすい環境ができる」と話し、実効が上がることに期待した。燕市イクボス宣言の内容は次の通り。
燕市イクボス宣言
私は職員一人ひとりがワーク・ライフ・バランスを実現することにより、職員のパフォーマンスを高めるとともに、充実した人生を送ることができるよう、次の事項に取り組む「イクボス」となることをここに宣言します。