1日始まった弥彦菊まつりで秋の行楽シーズンの最盛期を迎えている弥彦村で、3日から13日までヤホールを会場に初めての「町村博覧会in弥彦」が開かれており、弥彦を含む県内11の自治体の特産品販売などが行われている。
期間中、毎日行っているのは各自治体の出店による特産品の販売やパンフレットの配布。弥彦のほかの出店は、聖籠町、田上町、阿賀町、出雲崎町、湯沢町、津南町、刈羽村、関川村、粟島浦村、それに定住自立圏構想で弥彦村とタッグを組む燕市。
弥彦村は毎日出店して、やひこ娘イカメンチを販売しているが、それ以外の自治体は限られて日の出店のところもある。ほかに直売所「もみじ」は毎日、開設している。
土、日曜は参加自治体の特産品で作る寄せ鍋の「ふるまい鍋」、週末の5、6日はご当地キャラクター博覧会、5日は弥彦村の特別栽培米コシヒカリのブランド米「伊彌彦米(いやひこまい)」で作った塩むすびをふるまう「えんむすびふるまい」と弥彦山太鼓の演奏、6日は地元芸能披露や弥彦出身のキックボクシングチャンピオン伊藤皇輝さんによるキックボクシングパフォーマンスなどさまざまな催しを用意している。
初日3日は午前10時半からオープニングセレモニーを行い、小林豊彦村長は、本音は弥彦でやりたいが持ち回りでも構わないので来年以降も町村博覧会を続け、「新潟の町村のPRをやっていきたい」と話した。
朝から風雨が強くあいにくの開幕だったが、オープニングセレモニーが始まるころには弱まった。正午から行った「ふるまい鍋」には長い行列ができ、粟島浦村のつみれが香る阿賀町のきのこ、出雲崎町の車麩、燕市の越後味噌、弥彦村の野菜で調理した鍋で体を暖めていた。