国定勇人三条市長は4日、定例記者会見を行い、5項目を発表した。先の県知事選で国定市長が応援した森民夫前長岡市長の対立候補だった米山隆一知事が当選したことに関連して、米山知事には市町村との県の密な連携に期待。公職選挙法違反で県警に告発状が提出されたことについては警察からの問い合わせもなく「コメントのしようもない」とした。
森氏の落選については「ひとえにわたし自身の力不足」で「自分自身も反省し、しっかり受け止めなければならない」。森氏を応援した立場から「許してもらえるなら」と前置きして「市町村と県との密な連携をわたしどもも意識していかなければならない」が、一方的に思いを寄せても連携は成立せず、「過去は間違いなくそこにひずみがあった」ので、「知事にもそういうところにも思いをめぐらせていただければ大変ありがたい」と述べた。
告発状は市内の女性3人が提出したもので、国定市長がブログで9月17日に「来る県知事選挙には、森たみおを宜しくお願い申し上げます。」と投稿したことが事前運動に当たり、公職選挙法違反の疑いがあるとしている。
国定市長は「コメントのしようもない」とする理由について、告発は誰でもでき、人が目にふれないことで何かしたのなら事実確認に時間がかかるが、ブログは書いた瞬間から公開されてすでに2カ月以上たっているが、警察からいっさい問い合わせがないと話した。発表項目は次の通り。
- 第11回全国学校給食甲子園決勝大会に出場
- 12月4日に東京で開かれる第11回全国学校給食甲子園決勝大会に下田調理場応募献立が出場する。応募総数2,004校の中から全国の強豪12チームに選ばれ、給食甲子園の舞台で三条市の給食を最大限にアピールする。下田調理場が応募した献立は三条産七分つき米のごはん、米粉のもちもちざくざくハンバーグ、三条産野菜のごまサラダ、塩ちゃんこ風スープ、巨峰。決勝大会の献立は3学期から学校給食の共通献立として提供する。
- 三条市と中華人民共和国重慶市巴南区との友好協力関係樹立に関する覚書の締結
- 8日から15日まで国定市長らが訪中し、14日に重慶市巴南区との友好協力関係樹立に関する覚書を締結する。三条産製品の販路開拓に向けた中国内の市場調査、経済交流や都市交流に関する意見交換が目的。
- 日本鍛冶学会第5回大会を開催
- 三条市のものづくりの原点である鍛冶や関連する産業が、単なる伝統ではなく産業として力強く生き抜いて
いくために、「作り手」と「使い手」がともに学び合う日本鍛冶学会第5回大会を
11月19日、20日の2日間、三条小学校、三条鍛冶道場、ステージえんがわを会場に日本鍛冶学会第5回大会が開かれる。三条市のものづくりの原点である鍛冶や関連する産業が、単なる伝統ではなく産業として力強く生き抜いていくために、「作り手」と「使い手」がともに学び合う。ことしのテーマは「作り手と使い手のつながりを考える〜創造「ものづくり」の未来へ〜」。19日はエクスカーションと基調講演、20日はワークショップ「親子体験教室」とトークセッションが行われる。
- 「私のメッセージ小学生大会」と「高校生と先輩たちのユーストーク」を開催
- 次代を担う子供達や青少年の社会参画意識を高め、故郷への愛着と誇りを醸成するため、12日午前9時20分から三条市中央公民館で「私のメッセージ小学生大会」、13日午後1時半から三条ものづくり学校で「高校生と先輩たちのユーストーク」を開く。「私のメッセージ小学生大会」は市内各小学校の代表21人がふだんの生活や体験を通じて感じたことや、社会問題に対する意見発表を行う。「高校生と先輩たちのユーストーク」はオンリーワンスクール新潟未来プロジェクトに参加する県央地区の3つの高校の生徒と各方面で活躍中の地域の人による地域活性化についてのトークセッション。テーマは「地域の活性化を考える2)」、出演はオンリーワンスクール新潟未来プロジェクト実施校(新潟県央工業高校、三条商業高校、加茂農林高校)の生徒代表、佐久間康之氏(佐久間食品(株))、土田広樹氏(土田農園代表)、中川裕稀氏((株)MGNET)。司会進行は江口歩氏((有)ナマラエンターテイメント代表取締役)。各高校の特産品販売もある。
- 第12回三条市元旦マラソン大会を開催
- 来年1月1日午前8時15分から新年恒例の三条市元旦マラソン大会を開く。これまで会場にしてきた総合体育館が解体作業中のため、発着地点を市役所三条庁舎前に移して開く。コースは3km、5km、10km、歩け歩け3kmで、事業所やサークルなど仲間同士で楽しめるように団体部門「みんなで3kmを走り抜けよう」を新設する。ゲストランナーにセビリア世界陸上マラソン団体戦の金メダリストの市河麻由美選手を迎える。参加申し込みは12月4日締め切り。