東日本大震災で市民の多くが新潟県に避難した福島県南相馬市で3日、「南相馬市自治体交流フェア2016」が開かれ、南相馬市と災害時相互援助(応援)協定を結んでいる燕市など10の自治体が特産品を販売、観光をPRした。
震災を機にできた交流の輪をより強くし、きずなを深めていこうと開かれ、ことしで3年目。市民の祭り「あきいち」のなかで開かれた。燕市以外の参加は小千谷市、東京都杉並区、富山県南砺市、愛知県知多市、長野県飯田市、群馬県の東吾妻町と片品村、静岡県牧之原市、福島県北塩原村。
この日、燕市はあられが降るなど荒れた天気だったが、南相馬市は正午前後に西寄りの風が強まったものの秋晴れに恵まれた。原町区の旭公園を会場に参加自治体は青空の下でテントにブースを並べた。
人出も多く、ステンレスカップ、スプーン、ざる、包丁などを販売した燕市は大人気。とくに包丁はこれしかないのかと、しかられるほどで売れ行きも好調だった。