最優秀賞賞金100万円の鳴り物入りで三条市が企画した第1回手づくりしかけ絵本コンクールの公募が1日始まり、4日までの応募は16点と順調だ。
しかけ絵本とは、絵の一部が動いたり、畳まれたものが飛び出したりする絵本。三条市は2014年度にクラウドファンディングなどで212万円の資金を調達してしかけ絵本を購入。15年2月に三条市立図書館栄分館にしかけ絵本コーナーを設置した。蔵書は約1,600冊にのぼる。
栄分館をさらに活性化させ、話題性のある場所にして市民が足を運ぶきっかけにもなればと今年度、初めてしかけ絵本コンクールを企画した。5月にコンクールの開催を公表し、コンテストなどの公募サイトに登録したり、絵本専門誌に広告を掲載したりして周知している。
16点の応募は、三条市内からは数点にとどまり、首都圏をはじめ大阪、長野、滋賀、岐阜、鹿児島、福岡など全国から寄せられている。初めてなのでどれくらいの応募があるか未知数だったが、担当者は順調な応募状況とみている。
応募締め切りは18日、審査発表は16年1月中旬以降。問い合わせは三条市市民部生涯学習課(直通電話:0256-47-0048、ファクシミリ:0256-32-5476、電子メール:shougaigakushu@city.sanjo.niigata.jp)へ。