医療法人社団しただ(北澤幹男理事長)と社会福祉法人しただ(同)は、三条市の家族介護支援事業として20日(日)午後1時半から三条市庭月、諸橋轍次記念館で認知症についての講演や相談「いっしょにいっぷく」を開く。
講演の講師は、会員数1万1千人を超す全国的な組織の公益社団法人「認知症の人と家族の会」の新潟県支部で副代表を努める等々力務氏で、テーマは「みんなで考える、認知症」。等々力氏は昭和50年生まれで、京都佛教大学社会学部社会福祉学科通信教育部を卒業、社会学士。現在は新潟市に住み、ほかに社団法人新潟県介護福祉士会理事にも就き、主な著書に『誰も書かなかった認知症の話』や『認知症になっても心は生きている』などがある。
講演では、自らも認知症家族介護の経験をもつ等々力氏が介護について豊富な体験談を交えながら認知症に対する正しい理解や介護のポイントなどについて話するほか、会場で等々力さんや職員に介護について気軽に相談することもできる。
三条市の家族介護支援事業は、市内に住む主に要介護認定を受けている人を介護している家族などの心身の負担の軽減を図り、介護者を支援するのが目的。すでに介護をされている人だけではなく、家族に高齢者がいて将来の介護が心配な人や介護の相談をしたい人も広く参加できる。
参加は無料で事前の申し込みは不要。下田地区に住み、送迎が必要な人は相談する。問い合わせは介護老人保健施設いっぷく(電話:0256-41-3810)へ。