燕市佐渡、特別擁護老人ホーム「さわたりの郷」(入居者88人)は5日、同施設を開放して「さわたりの郷 芸能祭」を行い、入居者の家族やその知人なども訪れてにぎわった。
2007年の開設から毎年秋に行っている地域の人たちに向けた交流イベント。施設で行っている手芸や書道のクラブの作品展示やバザーを行い、同施設を運営する社会福祉法人つばめ福祉会が運営するほかの福祉施設の利用者がつくる食品や市内の菓子店やコンビニ店も出店し、大勢の来場者でにぎわった。
目玉は施設前の屋外で行ったオープニングセレモニー。三条市・三条東高校書道部の1、2年生20人が書道パフォーマンスで伝統の美を披露すれば、長岡市・中越高校チアリーディング部の1、2年生11人がチアリーディングや入居者と一緒にいすに座ったまま上半身だけ動かすダンスも行った。両校とも昨年も出演している。
これ以上ないというほど絶好の秋晴れに恵まれ、入居者や来場した人たちは高校生のはつらつとしたパフォーマンスに目を細めていた。午後からも主に市内有志による歌や踊りの「さわたりコンサート」が行われた。