三条市・NPO法人しただの里(大竹晴義理事長)は、20日午後2時から燕三条地場産業振興センターで「八十里越フォーラム」を開き、国井雅比古元NHKエグゼクティブアナウンサー、飯塚恒夫会津只見史談会会長、稲川明雄河井継之助記念館館長によるパネルディスカッションなどを行う。
NPO法人しただは、三条市下田地区の「しただ郷」の活性化を目的に活動しており、今回は「八十里越ルート調査及び古道トレッキングコース整備事業」の一環で開く。会場は地場産センターのメッセピア5階で、2部構成で行う。
第1部は八十里越古道・新道調査結果発表。「八十里越」と呼ばれる新潟県の越後吉ヶ平と福島県の会津入叶津を結ぶ道は現在、1843年(天保14)改修の「天保古道」、1880年(明治13)改修の「明治中道」、1890(明治23)改修の「明治新道」の3本があるとされ、同事業で連携する三条市、魚沼市(旧入広瀬)、福島県只見町の3人がそれぞれ調査結果を発表する。
午後2時40分から第2部で、「越後と会津・八十里とは」をテーマに、国井氏、飯塚氏、稲川氏の3人の豪華な顔ぶれがパネリストとなりディスカッションする。話は長岡藩の埋蔵金や八十里越の名前の由来などにも及ぶようだ。
入場無料で、定員200人。当日の入場も定空席状況によっては可能だが、確実に入場したい人は11月18日午後6時まで、三条市市民活動支援センター(電話:0256-34-8960)で申し込みを受け付けている。