県内の20歳代から40歳代まで4人のけん玉プレーヤーをメンバーに県央地域を中心に活動する新潟けん玉部「GATAKEN(がたけん)」は、けん玉の魅力を幅広く伝え、普及を図ろうと20日(日)午前9時半から11時半まで燕市吉田総合体育館で第1回けん玉教室を開く。
GATAKENの代表は三条市・おぎぼり保育園の保育士で燕市分水地区の笹曲に住む長谷川哲郎さん(27)。けん玉を始めてまだ1年半だが毎朝、早く出勤して午前7時から8時半まで保育園でけん玉を練習。仕事を終わって帰宅してからも2時間ほど練習するのが日課でめきめき腕を上げた。
今は日本けん玉協会が定める級位では実力だけでとれる最高位の六段に次ぐ五段。同協会公認指導員でもある。第一回新潟県けん玉道選手権大会準優勝、「Kendama World Cup 2016」出場の実績もあり、あっという間に腕をあげた。
広く新潟県内に分散するけん玉プレーヤーの交流の場と、けん玉未体験の子どもからおとなまで誰でも参加できる環境をつくっていきたいと、この10月17日に県内のけん玉仲間とGATAKENを発足した。
すでに長谷川さんは各地でワークショップやパフォーマンスを行っている。17日夜は三条市グリーンスポーツセンターで10月に続いて2回目のけん玉交流会を開き、10人余りが参加して練習と級位の認定会を行い、大いに盛り上がった。
「けん玉は県外では当たり前のカルチャー。新潟はまだまだ普及していないと感じる」と長谷川さん。「大阪ではふつうにけん玉を持ち歩いているもいる。そういう文化を新潟にもつくっていきたい」と熱く語る。
玉を棒に入れる“けん”ができずにやめる人が多く、「そこを教えてけん玉の世界観が変わるような活動がしていきたい」とけん玉の可能性に期待している。
そのための第一歩で燕市吉田総合体育館で第1回けん玉教室を開くもので、15人ほどが参加を表明しているが、広く参加を呼びかけている。その後も毎月第3日曜に継続して開きたい考えだ。教室は参加無料で参加したい人は直接、会場へ出向く。問い合わせはEメール(niigatakendamateam.gataken@gmail.com)で。