燕市・吉田北地区まちづくり協議会(浜田勝人会長)が生んだご当地ヒーロー「方言戦隊メテオレンジャー」が17日、燕市・県立吉田高校(渡辺欣彦校長・生徒503人)で講演し、薄いリアクションのなかでも最後までやりきった。
メテオレンジャーは昨年デビューし、1837年(天保8)に吉田北地区の富永地内に落下した米納津隕石で地球を救うために宇宙からやってきた5人組という設定。毎月のようにさまざまなイベントに呼ばれて引っ張りだこだ。
仕事の依頼があればとりあえず何でも受ける方針。今回も高校生の前ではすべること覚悟で引き受け、全校生徒が集まった体育館にメテオレンジャーが登場しても、まばらな拍手とざわざわくらい。そんな完全アウエーなかで、これまでの活動実績を話したり、燕市の特色や方言を生徒に質問したりと講演した。
「みんなが力を合わせてこの50分、起きてきましょう」、「起きてる人は手を上げて!」と笑わせようと頑張った。いつものように地元のこてこての方言で話し、あの手この手を駆使したが、高校生の心を開くのは難しかった。それでもマイペースでハイテンションのまま講演を終えた。
吉田高校は昨年度から3年間、県教育委員会からオンリーワンスクール新潟未来プロジェクトの実践校に指定され、地域と連携して地域で活躍できる人を育成するキャリア教育に取り組んでいる。
今回の講演もその一環で行ったもので、同校では生徒の反応はわかりづらかったが、必ず何か心に残っているはずと講演を喜んだ。少なくともハートの強さはアピールできたようだ。