三条市元町、ラーメン店「龍昇園」(刈屋栄二さん経営)は11月28日の1日限りで、五十嵐川に帰ってきたサケをスープに使った「氷頭(ひづ)みそラーメン」を1杯100円からの寄付で提供する恒例の「チャリティーラーメン」を行い、8月の台風10号で大きな被害を受けた岩手県岩泉町に売り上げすべてを寄付する。
「氷頭」は、サケの頭部の軟骨部分。「氷頭みそラーメン」は、地元三条市の五十嵐川で捕れたサケの頭を五十嵐川漁協から譲り受け、刈屋さんが手間をかけて氷頭スープを作り、通常のトリなどを使ったスープと合わせたダブルスープで作るみそラーメンだ。サケをスープに使ったラーメンは珍しく、スープがなくなる春ころまでの季節限定メニューだ。
売り上げを寄付する「チャリティーラーメン」は、「氷頭みそラーメン」を発売した2004年に発生した中越地震の義援金を寄付してから毎年、続けて国内外の災害被災地へ寄付している。
28日は、チャリティーの「氷頭みそラーメン」のみの提供で、1杯100円からの募金で、200食を提供する。営業時間は午前11時から午後2時半までと、午後5時から売り切れるまで。同日は、釣り銭のいらないようにと協力を求めている。