発足5周年を迎えたNPO法人県央地域に舞台芸術を育む会(小林裕之代表)は、27日午後3時半から加茂文化会館で県内では珍しいオーケストラの生演奏によるバレエ公演「白鳥の湖」を行う。
同会は、県央地域に子どももおとなも舞台芸術楽しむ環境をつくり、広めたいと2012年にバレエや音楽を愛する県央地域の市民で結成して5年。これまでの任意団体から、NPO法人化した。結成初年度から、毎年、「くるみ割り人形」を披露しているが、5年の節目は、バレエの代表作ともいえる「白鳥の湖」を行う。
公演では、中央からゲストダンサーを迎え、「アキコバレエアソシエイション」(三条市)、「加藤綾子バレエ研究所」(燕市)、「JFB+Hかむろ真鶴」(長岡市)の3つの地元スタジオからのダンサーなどが出演。演出・構成・振付は、加藤綾子さん、小林明子さん、古澤友菜さんの3人が務める。
演奏は磯部省吾さんを指揮に、県内で活躍するプロ演奏家を中核とした「新潟セントラルフィルハーモニー管弦楽団」(石丸涼子代表)。会場の加茂文化会館は県内では珍しいオーケストラピットが設置されており、公演では、座席を取り外してステージ前に設けられたオーケストラピットで演奏する。
前日26日のリハーサルでは、本番同様に衣装をつけた出演者が、オーケストラの演奏にあわせての最終チェックを行った。大道具や照明、衣装なども県央地域ではなかなか見ることができない本格的なバレエステージで、年々、来場者も増えている。
チケットは、S席、A席ともすでに完売していおり、当日はB席の残席分のみ販売する。