燕市内の研磨職人18人が会員の親ぼく会「燕磨(えんま)の会」(山崎正明会長)は27日、燕市仲町、つばめの茶の間仲町でことしの趣味や自慢の逸品を展示する「職人たちの休日」を開いた。
研磨職人の交流の場になればと毎年開き、ことしで5年目。編み物、つまみ細工、水引といった妻をはじめ家族の作品が幅を利かせた。
会員は磨き職人の男性だが、仕事を手伝っている妻も多い。「(職人たちの休日を)だんだん奥さんが楽しみになってきた。おかげで研磨の仕事に力がいかなくなってきた」と山崎会長は笑う。
ほかにも娘がクラフトテープを編んで作ったバッグ、友だちがイグサで作ったわらぶき屋根のミニチュア。会員もカメ、ジグソーパズル、キクなどごった煮感覚の多彩な作品が並んだ。
年に一度、みんなで顔を合わせて「やっぱり手作りの良さっていいわね」と会員や家族は茶飲み話に花を咲かせてまったりと過ごしていた。