男女共同参画社会づくりの推進も目的とする燕市の「つばめ『女と男』ふれ愛フェスタ2016」が27日、燕市吉田産業会館で開かれ、今年度、燕市が創設した「つばめ輝く女性表彰」の表彰式も行われた。
つばめ輝く女性表彰は、すべての女性が輝いて活躍しやすい環境づくりを進めるため身近なモデルとなる女性個人や企業・団体を表彰するもの。
「つばめ輝く女性賞」に燕市の有限会社柄沢ヤスリのヤスリの目立てを行う現役の職人岡部キンさん(93)、「つばめ輝く女性応援賞」に社員14人のうち11人が女性で、他企業への見本となる女性の活躍を推進する取り組みや働きやすい環境づくりへの積極性が評価された燕市の有限会社栄工業、加えて予定していなかった特別な賞として「つばめ輝く女性功労賞」に暮らしの中の問題解決に女性の視点で取り組む団体「つばめ生活学校」を決めた。
表彰式ではそれぞれに鈴木力市長から表彰状と金メッキの飾り皿を手渡した。岡部さん岡部さんは「あとどのくらい仕事ができるかわかりませんが、できる間は労を惜しまず次の若い人たちに伝えていく所存」、栄工業社長の山村則子さん(48)は「これからも今のスタッフの皆さんと一緒に前に進んで行けたらいいなと思っています」、つばめ生活学校代表の渡辺裕子さん(68)は「この賞をいただいたことで今後もふだんの生活の中でいろいろなことを学んでいきたい」と話した。
また、ふれ愛フェスタは、人権問題の啓発として毎年開かれているが、昨年までの講演会スタイルからことしはステージイベントやワークショップなどイベント色を増してより幅広い層の来場を呼びかけて行われ、大勢の来場でにぎわった。