来春の中学校入学に向けた学生服の試着・予約会「第1回新入学フェス」が3、4の2日間、三条商工会議所で開かれる。販売店ではなく、衣料卸が主導するのが珍しく、さらに燕三条青年会議所などでつながった仲間たちがサポートするユニークなイベントとなる。
3日は正午から午後7時まで、4日は午前10時から午後5時まで。主催は新入学フェス実行委員会で、中心となるのは総合衣料卸の株式会社坂井達三商店(坂井秀三社長・三条市旭町2)だ。
制服の取り扱い校は三条市内6校、燕市内3校、弥彦村1校で、代理店になっている富士ヨット学生服の男子用3種類、女子用は各校1種類を発表。年々、進化する制服の最新の機能やデザインを紹介。試着会で中学生版のビフォーアフターを体験できる。
購入は同社と取り引きのある販売店を紹介する。会場で予約すると特典があり、合計金額から5千円割引き、制服上下とワイシャツ1枚の3セット予約でワイシャツをもう1枚プレゼント、プロカメラマンによる記念写真のプレゼントを行う。
この記念写真を担当するフォトスタジオウスタのほかにも、実行委員会を構成する坂井社長の友人がバックアップ。学習塾の立心ゼミナールが中学生の学習や進学情報、入学に必要な経費などを説明し、先着50人に本『全国実力派の塾長が語る100の学習法』をプレゼント。子ども服のbibanon(ビバノン)、飲食コーナーでとんかつ三条、ベジテーブル、パンダカフェが出店し、制服を予約した人にとんかつ三条がタレかつ丼1杯、試着や相談をした人にベジテーブルのスイーツ1個を無料サービスする。
生年月日によって個性にあった勉強法や子どもを伸ばす方法をアドバイスする無料の個性心理学もあり、イベントのちらしはトキワ印刷が担当。それぞれ坂井社長が燕三条青年会議所会員だった時代につながった人たちがバックアップする。
坂井社長は年に1、2回、メーカーの展示会に足を運んで新しい制服を勉強しているが、そこで得た知識を発表する機会がなく、他社の協力も得て一緒にイベントができないかと知り合いにもちかけたところ、次々と協力を申し出てくれ、初めてのイベントが実現することになった。
坂井社長は「毎年、恒例にしたい。今から自分の子どもが中学に行くまで続けてほしいという声もある」と言う。試着ではレッドカーペットを歩き、写真の背景に桜を用意し、ファッションショーのランウェイのように華やかに演出。「店で制服を買うときに試着したわが子を見て泣いてしまう親もいる。感動的な場になると思う」とイメージしている。
200人くらいの来場を見込んでいる。地道に知り合いにちらしを配ってPRしており、誰でも気軽な来場を呼びかけている。問い合わせは実行委員会事務局(電話:0256-32-3499)へ。