信濃川河川事務所などが主催する写真コンテスト「信濃川・大河津分水写真コンテスト」で、三条市の伊藤昇さんの作品「大河のおやすみ」が最高賞のグランプリを受賞した。
信濃川と大河津分水の魅力を広く紹介し、身近に感じてもらおうと毎年開かれている写真コンテスト。ことしは6月8日から10月14日まで作品を募集し、信濃川下流、信濃川中流及び魚野川、大河津分水、ジュニアの4部門に合わせて223点の応募があった。
審査の結果、部門ごとに最優秀賞、優秀賞、新潟日報社賞、新潟フジカラー賞が1点ずつと、該当作品がなかったジュニア部門を除く3部門で各部門2点の入選が決まった。
このうち信濃川中流及び魚野川部門で最優秀賞に決まった伊藤昇さんが長岡市・妙見堰で撮影した「大河のおやすみ」が全体で1点のグランプリに輝いた。昨年は燕市の三井田可人さんがグランプリを受けており、2年続けて燕三条地域からグランプリが生まれた。
ほかに燕三条地域からは大河津分水部門で燕市の畔原実さんの「天の川と野積橋」が新潟フジカラー賞を受賞。信濃川中流及び魚野川部門で燕市の明道進二さんの「川の恵み」と大河津分水部門で燕市の小林賢太郎さんの「可動堰と水流」がそれぞれ入選に決まった。
8日午前11時から長岡市・まちなかキャンパス長岡で表彰式が行われる。その後、12日から津南町を皮切りに来年3月にかけて県内の信濃川流域市町村で入賞・入選作品が巡回展示される。
県央地域では2月1日から8日まで弥彦村役場、9日から16日まで燕市役所、17日から23日まで三条市役所、24日から3月1日まで加茂市上町コミュニティセンター、2日から9日まで田上町役場で展示されるほか、12月13日から来年12月上旬まで信濃川大河津資料館でも展示される。伊藤さんの作品以外の最優秀賞受賞作は次の通り。