燕市交通安全協会安全運転管理者部会(小田島繁信部会長)は2日、278の会員事業所を交通安全旗をリレーして交通安全を呼びかけた「交通安全『旗』リレー」の終了式を行った。
県安全運転管理者協会が主催する安全運転実践運動(交通事故防止対策コンクール)の一環として毎年、行っている。ことしも9月13日から約3カ月間をかけ、同部会に所属する278事業所を24ブロックに分けてリレーを行った。
ブロックごとに、黄色いのぼりの交通安全旗と各社の従業員など一人ひとりが交通安全の目標を記す交通安全署名簿を事業所から事業所へとリレーし、各事業所が一体となって交通事故防止の徹底を図った。さらに、各事業所で交通安全の意識を高めるとともに、従業員などを通じて家族にも伝えてもらい、交通安全の輪を広げていった。
終了式は午後4時から燕市東太田、燕交通安全センターで行い、同協会の小田島部会長をはじめ、各ブロックのアンカーを務めた事業所、燕署、燕市など合わせて20人余りが出席。株式会社井上砂利店の安全運転管理者、小黒寛一さんが参加事業所を代表し、市内の事業所をリレーした「安全運転実践運動実施中」と書かれた黄色いのぼり旗を斉藤正栄燕署長に返還した。
斉藤署長は、実践運動期間中の安全運転管理者事業所の人身事故が1件だけあったとして、非常に残念と話したが、全体的にみれば安全運転管理者事業所の事故は、当初管内ではものすごく少なくなっていると、リレーの成果を述べた。
また、この日までの燕市内の人身事故は前年同期で26件減少して155件、死者数は1人。人身事故は減少しているが、物損事故は昨年より100件ほど増えており、交通事故の発生件数は増えていると話した。
忘新年会シーズンに入り、警察も年末までパトロールや取締りを強化し、なるべく被害に遭う人がでないようにしていくと話し、各事業所においても引き続き、社内での安全運転の呼びかけなどをお願いしたいと協力を求めた。