ことしのインターネット検索数が前年に比べて最も上昇した人物や作品を表彰する「Yahoo!検索大賞2016」の発表会が7日、東京・虎ノ門ヒルズで開かれ、俳優のディーン・フジオカさんが大賞を受賞。ことし新設されたローカルカテゴリーでは、ケンオー・ドットコムが新潟県部門賞を受賞した。
ディーンさんはビデオメッセージで「思いもよらぬ今回の受賞をとてもうれしく思う」、「それだけたくさんの方に興味をもっていただけたということは本当にありがたい」と話した。
表彰は、パーソン、カルチャー、プロダクト、ローカルの4つのカテゴリーで行われた。
パーソンカテゴリーは、ディーン・フジオカさん(俳優部門賞)、高畑充希さん(女優部門賞)、欅坂46(アイドル部門賞)、カズレーザーさん(お笑い芸人部門賞)、りゅうちぇるさん(モデル部門賞)、藤原さくらさん(ミュージシャン部門賞)、中村悠一さん(声優部門賞)、福原愛さん(アスリート部門賞)、村田沙耶香さん(作家部門賞)が受賞した。
パーソンカテゴリーはゲストのお笑い芸人土田晃之さんがMCを担当し、欅坂46、りゅうちぇるさん、藤原さくらさんが出席。ヤフー株式会社代表取締役CEOの宮坂学氏から受賞者にトロフィーを手渡した。
ローカルカテゴリーは全国47各都道府県部門賞で、端末のIPアドレスから各都道府県の検索ワードが最も急上昇したものを表彰。新潟県部門は、2000年から燕三条、県央地域の地元に密着した情報を配信するニュースサイト「ケンオー・ドットコム」が受賞した。
東京都部門賞に選ばれた小池百合子都知事はビデオメッセージで「これまであまり関心がなかったと思うが、都政に対する関心がさらに高まったらいいなと思う」と語った。
ローカルカテゴリーを新設したことについて執行役員・メディアカンパニー長の片桐裕氏は、検索利用数は都市部の検索数が占める割合が多く、結果に地方の声があまり反映されていないのではないかと思い、そのエリアならではの検索行動で選ばれたものにフォーカスすることで、日本全体のさまざまな地域の活性化に貢献できればと説明した。
また、カルチャーカテゴリーのゲーム部門賞はポケモンGOが受賞し、ピカチュウの着ぐるみが登場。同じカテゴリーで流行語部門賞を受けたピコ太郎はビデオメッセージで会場を笑わせた。