昨年度から大規模な改修工事を行われている燕市国上、道の駅国上で9日、食堂「味処 花てまり」がリニューアルオープンした。
道の駅国上は、正面駐車場から見て左に交流センター、右に食堂「味処 花てまり」、その裏に屋外トイレがある。燕市では、それらの改修工事を順に行っており、昨年度は屋外トイレを改修した。
今年度は食堂の改修に着手し、工事が完了したことからリニューアルオープンとなったもの。続いて今度は交流センターの改修工事を行うため、交流センターに設置する売店の機能の一部を食堂に組み込んで暫定的にオープンした。
新しい食堂は木造平屋建てで、延べ床面積はこれまでのほぼ2倍の205平方メートル。食堂部分は125平方メートルで、一部に売店の陳列棚を設置しているため、本来は約50席のところ36席にとどまる。
メニューは、これまで下水道と接続していなかったために調理できなかったラーメンやカレーライスが加わり、約50品に増えた。背あぶらラーメンの「てまりラーメン」はステンレス製で真空構造のどんぶり「メタル丼」、カレーライスはステンレス製のカレー専用皿で提供し、いずれも燕製品を採用して燕の産業をアピールする。食券はこれまでの手売りから券売機を導入した。
交流センターが完成する来年4月には本格オープンするので、リニューアルオープンでは大きなイベントは行わなかった。初日9日は道の駅記念切符がほしくて開店前から訪れる人もいたが、それほどにぎわうことがなく、「きょうオープンしたんですね」と思わぬ記念の日の入店を喜ぶ人もいた。
リニューアルオープン記念で、食堂と売店の買い上げ500円以上につき、道の駅記念切符限定300枚をプレゼントしており、午後1時までに約70枚が出た。さらにコーヒーゼリー160個を食堂で1食につき1個をプレゼントしており、いずれもなくなりしだい終了する。
営業時間は売店が午前10時から午後5時まで、食堂は午前11時から平日は午後3時半、土、日曜と祝日は4時半がラストオーダー。定休日は月曜で、月曜が祝日の場合はその翌日。年末年始は休まず営業する。