三条市立栄中央保育所で12日、ノロウイルスが疑われる感染性胃腸炎が集団発生し、13、14の2日間、5歳児クラスの登所自粛を決めた。
12日は在籍園児181人のうち、ほぼ4人に1人に当たる43人が欠席。うち5歳児51人は33人が欠席し、ほぼ3人に2人が欠席したことになる。このため、5歳児クラスの登所自粛を決めたもので、それ以降の対応は15日のようすを見て決める。
金曜の9日に5歳児1人が保育室で嘔吐(おうと)した。職員はマニュアルに基づいて次亜塩素酸ナトリウムで消毒するなどを行い、嘔吐した園児は保護者に迎えに来てもらってすぐに帰った。
しかし土、日曜になって家で同じように嘔吐などの症状で体調を崩す園児が続出した。症状や感染の速度、9日に子どもが嘔吐したのと同じ保育室の5歳児で感染が広がったことから、この子どもが感染源となったノロウイルスと思われるが、感染原因の検査結果はまだ出ていない。