燕市は11日、燕市中央公民館で東京ヤクルトスワローズの左のエース石川雅規投手と雄平外野手を迎えてトークショーを行い、ヤクルトファンを中心に130人が来場し、あこがれの選手を目の前に会場は熱気にあふれていた。
前日10日にも少年野球教室「つばめ野球クリニック」を開き、250人もの小学生が参加した。それに続くイベントで、トークのテーマは「燕戦士 プロ野球ココだけのはなし」。新潟お笑い集団NAMARAの野球大好きな中村博和さんの司会で今シーズンの振り返りや来シーズンにかける思いなどを話した。
中村さんが巧みな話術のおかげで、2人とも口は滑らか。石川選手は「ことしは投手が打たれたと言われたが、来年は言われないようにしたい。雄平は僕が投げるときは全然、打ってくれない」、雄平選手は「夜に走るのが好きで武井壮を目指しています」と笑わせ、選手もゲーム中では見られない笑顔がこぼれた。
また、ことしのDeNAの三浦大輔投手の現役最終登板で、雄平選手は空振り三振して最後の打者となった。そのときのことを雄平選手は話し、三浦投手も高城俊人捕手も泣いていて「ものすごく緊張していて、もしバットに当たったらどうしようと思った」などとどこまでが本当かうそかわからない裏話で会場をわかせた。
来場者のほとんどがヤクルトファンで、ユニホームを着た人も多かった。ヤクルトスワローズ新潟支燕会の会員も来場し、両選手が入場すると野球場のスタンドのような応援で盛り上げた。
ジャンケン大会でサイン入りグッズのプレゼントも行い、来場者全員にサインも。地方ならではの選手と距離の近いイベントにヤクルトファンは大満足だった。