新潟県内で高校生同の交流イベントを企画する高校生団体「NADO(ナド)」(大石克輝代表)は、18日(日)午後2時から三条市・まちなか交流広場「ステージえんがわ」で「ものがたりカフェ@三条」を開くので、NADOのメンバー以外の県内高校生にも広く気軽な参加を呼びかけている。
ものがたりカフェは、高校生がその地域で人気があったり、うわさになったりしているカフェに集まり、学校の話や将来の夢、最近の話題の話から理想の新潟像までいろんなことを「ものがたり」、つまりおしゃべりする。4時に終わる。
NADOは燕市の女子高校生の呼びかけで2014年3月に発足。県内各地に会場を変えてものがたりカフェを開くほか、新潟高校生サミットを開くなどしてきた。
しかし昨年度で中心メンバーの多くが高校卒業などで抜けるなどしたのに伴って活動も停滞。ことし1月に長岡市で第2回新潟高校生サミットを開いて以来、目立った活動を行っておらず、今回のものがたりカフェは、今後のNADOの方向性や存在意義といった深い部分もテーマになりそうだ。
メンバーのひとり、三条市に住む高校2年にあたる燕中等教育学校5年の木村莉子さん(16)は「友だちをつくりたくて。楽しい出会いがあるんじゃないかと、校外の出会いを求めて」ことし5月にNADOに加わった。
木村さんは高校生になってから、昨年11月に愛媛県松山市で開かれた選挙啓発シンポジウム「18歳選挙権時代の政治と若者」に参加し、ことし2月に燕市で開かれた田中優氏講演会、8月に長崎で高校生
オペラが好きで、11月に長岡リリックホールで開かれた長岡空襲を題材にしたオペラ「てかがみ」に出演。17日に新潟市で行われる国際理解教育プレゼンテーションコンテストにもNADOの一員として出場することになっており、いろいろなジャンルに首を突っ込み、アクティブに活動している。
それ以前まで家にこもることが多かったが、それではもったいないと気付いた。「いい経験をしているなと思う。人以上に青春したいなと思う」。とはいえ今は親元を離れてまで活動のフィールドを広げたいとまでは考えてなく、活動をやりたいようにやらせてくれる親に感謝している。
活動の場のひとつとして見つけたのが、NADO。「できればもっと活動を活発にして新メンバーを集めたい。新たにNADOに入りたいと思ってくれる人が現れるのが最終目標」と言い、活動に興味のある人や好奇心のある人はもちろん、とにかく県内の高校生から気軽に足を運んでほしいと参加を待っている。
参加費は飲み物代の500円。詳細や問い合わせはFacebookのイベントページ「ものがたりカフェ@三条」へ。