三条商工会議所青年部(福田隆宏会長・126人)は16日、平成28年度三条商工会議所青年部臨時総会を開き、第14代となる次年度会長に現副会長でもある三条市猪子場新田、有限会社佐藤ネジ製作所専務取締役の佐藤俊光さん(40)を決めた。
午後6時半から三条市・三条ロイヤルホテルで開き、次期会長の選考委員会で佐藤さんを推薦し、全会一致で承認した。
次年度会長に承認された佐藤さんは、臨時総会後に福田会長と次年度会長の選考委員会委員長の鈴木英徳直前会長とともに会見を行って所信表明した。「14代会長としまして、13年間の青年部の姿をチャーターの入会のメンバーとして肌で感じ、見てきました。素晴らしい先輩方に切磋琢磨してこの青年部をけう築いてきていただきましたので、そこに恥じない会を運営していきたい」と決意を示した。
さらに、具体的な計画は今後としたが、「地域のものづくりを県内外に広めたいということはもちろんだが、学生などを巻き込んだ事業を一緒にできたら」、「これからの未来を背負う世代に、青年部を通して地域の産業を伝えられるような取り組みも少し考えています」と話した。
また、選考委員会の推薦理由は、青年部設立当初からの会員で、入会してから13年間で計6回、副会長を務めており、歴代会長からの信頼も厚い。さらに、自社の社業はもとより、現栄商工会青年部部長であり県連理事、三条ローターアクトクラブでは23歳から31歳まで活動して会長や県代表も務めるなど、他団体でのリーダーシップも実証済みとされていることなどが挙げられた。
佐藤さんは、1976年生まれ。加茂農林高等学校を卒業。市内の設備会社に4年勤めた後、佐藤ネジ製作所に入社。同青年部には、2004年(平成16)の設立時に入会。2010年、11年、12年、14年、15年、今年度16年の計6回、副会長を務めている。次年度会長の任期は、翌2017年4月から1年。