新潟経営大学(加茂市)の中島純教授のゼミの学生による県央地域のPR動画「県央カフェめぐりプロモーションビデオ」がこのほど完成し、YouTubeで公開されている.。
昨年度、大学と地域の協働による観光活性化モデル事業「学生による観光施策提言コンテス2015」で、中島ゼミの学生による「県央ぐるめぐりプロジェクト」が採択され、学生の目線でとらえた県央地域の魅力をソーシャル・メディアで発信し、若者をターゲットにした観光誘客を図ろうと、加茂市のプロモーションビデオ「加茂ぐるめぐり」を作成した。
今年度もそれに続く第2弾として「県央カフェめぐりプロモーションビデオ」の制作に取り組んだもの。学生がお勧めのカフェ、喫茶店を紹介する動画を制作し、YouTubeで配信することで、その魅力を伝えようと考えた。
田上町の「山Café一歩」でビーフシチュー、燕市の「サントス珈琲店」でこだわりのコーヒー、三条市の「KEISHOKU 喫茶あくび」で福井県のご当地グルメのボルガライスと、それぞれの人気メニューを女子学生がリポーターとなって実際に各店へ足を運んで味わい、店を紹介。全体で10分弱に編集した。
ゼミ生10人とリポーターにゼミ生以外の女子学生3人、題字も女子学生1人の体制で制作。昨年は「グルメ編」と「アート編」の2本を制作したが、今回は制作期間が短かったため1本だけとし、10月から制作を始めて約1カ月の11月22日にはYouTubeに投稿、公開した。
昨年は加茂市内を対象に取材したが、今回は県央地域にエリアを拡大してカフェを特集。プロデューサーを務めた経営情報学部経営情報学科2年の五十嵐巧巳さん(20)は「カフェは学生が入りづらいイメージがあるが今回、取材に回って全然、イメージが変わった。ファストフードでゆっくり過ごすのはつらいし、自分たちでもカフェに行っていいんだと思った」。
脚本と動画のなかでナビゲーターも担当した同じく経営情報学科2年の長谷川拓哉さん(20)は「カフェにあこがれがあったが、想像を超える驚きがあった。動画が完成してからもカフェに足を運ぶようになった」。ふたりとも新潟市出身で外側からの目で県央のカフェをとらえた。
昨年、動画の制作を担当したゼミの先輩のほとんどが違うゼミに移り、ほぼゼロからのスタートになったが、五十嵐さんは「時間があったらもうちょっとできたんじゃないかと思う」と欲もあるが、ふたりとも動画のできばえには十分、満足している。
五十嵐さんは「また来年もこういう動画を制作するなら参加したい」と言い、昨年度の動画の視聴数が2本合わせて5,000回を超えていることから、今回の動画の視聴数はひとまず5,000回を目標にしている。