燕市分水地区出身の体操男子シンガポールナショナルチームコーチの久住亮介さん(27)とシンガポールナショナルチームの選手7人が日本合宿のため来日し、17日から加茂市体操トレーニングセンターで練習している。
一行は、久住コーチと15歳から18歳の選手7人。世界トップレベルの選手を生み出す日本の練習方法や選手の動きを勉強したいと13日に来日した。
15日まで3日間は東京のナショナルトレーニングセンターで練習し、16日に加茂市に移動。17日から29日まで体操トレーニングセンターで練習し、うち、23、24、25の3日間は燕市分水地区で練習する。また、27日から3日間は、県の強化選手と加茂市で合同練習の予定だ。
久住コーチは、旧分水町生まれ。中学生まで「分水体操会」に所属した。高校は京都、大学は宮城県仙台市。順天堂大学院修了後、2014年4月からシンガポールナショナルチームのコーチを引き受け、シンガポールに移った。
同チームはこれまでに関西地方で日本合宿を行ったことがあるが、新潟での練習は初めて。そのきっかけとなったは、久住コーチが分水体操会で練習していた時代の先輩で、同体操トレーニングセンターの開設時から務める加茂市職員で指導員の小杉俊人さん(33)とのつながり。シンガポールでのコーチを始めたのち、文化やトップレベルといわれる日本との体操技術の差などがあり、加茂市でジュニアの指導をしている小杉さんに相談をしたことなどからの縁という。
加茂市での練習初日17日、午前中は「加茂体操クラブ」の中学生とともに基礎練習、午後は新潟経営大学の学生とともに練習した。
選手はK-POPアイドルのようなヘアスタイルで笑顔もさわやか。基本は英語だが、「こんにちは」と日本語であいさつする。一緒に練習した中学生もコーチに「これは英語で何というのですか?」と単語を聞いてから選手に伝え、あんばや吊り輪、平行棒、鉄棒などを次々と練習のメニューをこなしていた。
シンガポールは12月でも1日の最高気温が30度以上になる高温多湿な熱帯雨林気候。選手は新潟の寒さも雪も初体験で、東京から新潟に向かう新幹線の車窓に広がる白銀の世界にとても驚いていたという。