22日の糸魚川市で起きた大規模火災の被災者の支援になればと三条市元町、ラーメン店「龍昇園」(刈谷栄治さん経営)は、店内募金箱を設置した。
同店は毎年「チャリティーラーメン」を販売して売り上げを災害の被災地などに贈っているほか、さまざまなチャリティー活動に参加している。
今回も火災の拡大をテレビで見た22日午後にはペットボトル製の募金箱を作り、店内のレジ脇に置いた。早速、募金に協力する来店客もおり、23日昼の募金箱には100円玉や500円玉が入っていた。
刈谷さんは、年の瀬や新年を迎えるこの時期に被災は本当に大変なことと、県内での出来事を心配する。かつて三条市が水害に見舞われたときには、三条飲食店組合が県の組合を通じて後片付け用の新聞紙がほしいと頼んだら、すぐに3トンも送ってもらった。その後は漂白剤など必要なものを届けてくれ、その恩返しという思いもあると言う。
同店では、募金箱の設置のほか、ぐいのみや工芸品を100円以上の寄付で購入してもらうチャリティー販売も行っている。