小学校の冬休みがスタートした23日、三条市環境啓発施設「かんきょう庵」は、書き初め練習会を開き、小学生が冬休みの課題や年始めの書き初めを練習した。
書き初め用紙は大きく、同施設の広いスペースでのびのびと書いてもらおうと昨年に続いて開いた。小学生を対象に参加者を募集し、小学2年生から5年生の9人が参加した。
毛筆、あるいは硬筆で約2時間、それぞれの課題などの練習を繰り返した。毛筆は床に新聞紙を敷いて「年賀状」、「お年玉、「初売り」などの字句を練習。書道講師の近藤優さんが、書き方のこつや注意点を指導して回り、上手にできているところは朱色の墨汁のはなまるもついていた。
「ゆき山」を書いた坂上翔子さん(2年生)は、「『ゆ』のカーブするところを強く書かないといけないのでむずかしい」と、ていねいに筆を動かしていた。
家を出るときには「習字はきらいだ」と言っていたという吉田光希君(4年生)は、練習を繰り返して清書に入るころに「おもしろくなってきた」と書道の楽しさを見つけ、終了間近の声に「もっと書いてもいい?」と話すほどだった。
子どもたちの保護者からは、「家で(習字道具などを)広げると大変だから」、「環境も変わって集中できたようす」、「一番大きい宿題が終わってらくらくしました」と好評だった。