2016年も残り5日となった27日、三条市のJR北三条駅西側でことし最後の二七の定期露店市が開かれ、雨のなか訪れた市民がナンテンやマツ、もち、タコなど年越しや正月用品を買い求めていた。
しめ縄やきな粉など臨時も含めて70店が並んだ。この日の明け方の最低気温は4.8度で、この冬最低を記録した前日26日の-1.3度に比べると6度以上も高く、冷え込みは和らいだが、雨降りの平日のこともあり、出店者によると1年の最後の二七の定期市としては客は少なめだったと言う。
それでも次々と訪れる買物客は、正月用の花やしめ縄、新鮮なダイコンやニンジン、レンコンやサトイモ、アズキやダイズ、ギンナン、ホタテの貝柱など雑煮やのっぺ用の野菜や食材、タコの足やブリ、塩引鮭などの生鮮品を手際よく買い求めていた。
出店関係者は、30日に四日町市場で開かれることし最後の五十の定期市は「にぎわうと思う」と期待した。また、31日は中央市場で恒例の「歳末臨時市場」が午前7時から開かれ、切り花、しめ縄、海産物などを扱う10店余りが出店する。