弥彦温泉旅館組合(河村信之組合長)と弥彦村は26日、災害時における宿泊施設等の提供に関する協定を締結した。
弥彦温泉旅館組合の河村組合長をはじめ5人が村役場を訪れて調印式を行い、河村信之組合長と小林豊彦村長が協定書に調印した。
協定は弥彦村で地震などの大規模災害が発生したときに、旅館とホテルの所有者の協力を得て円滑で速やかに宿泊施設などを提供してもらうため、あらかじめ弥彦温泉旅館組合との間で協定を締結した。
大規模災害で弥彦村へ避難した被災者や自宅などが被災して避難所で支援が必要な住民のうち、避難所での集団生活が困難な被災者などに一時的な生活の場を提供するための協定で、提供されるサービスは宿泊と入浴、食事。ただし組合員の宿泊施設は一般の宿泊施設で専門のスタッフも常駐していないため、原則として専門的な介護、医療が必要な被災者は対象としない。
弥彦村が災害時の宿泊施設などの提供に関する協定を結ぶのはこれが初めて。ただ、個々の宿泊施設では04年の7.13水害で三条市の被災者に浴場を無償で利用してもらったこともある。
協定では、大規模災害で弥彦村へ避難した被災者や自宅などが被災して避難所で支援が必要な住民のうち、避難所での集団生活が困難な被災者などに一時的な生活の場を提供するための協定で、提供されるサービスは宿泊と入浴、食事。ただし組合員の宿泊施設は一般の宿泊施設で専門のスタッフも常駐していないため、原則として専門的な介護、医療が必要な被災者は対象としない。
弥彦村はこれまで大きな災害に遭っていないが、小林村長は「こういう協定は本当にありがたいと思っている」、河村組合長は「災害に遭わないことがいちばんだが、万が一の場合は組合員ともども指示に従って安全に受け入れを整えていきたい」と話した。