三条市のカービング作家、伊丹ひろこさん(34)が長女の弁当のために作った「カッパのかっぱ巻き」がSNSで人気を呼んでいる。
「カッパのかっぱ巻き」と言っても何のことがぴんとこないが、かっぱ巻きの端から芯になるキュウリが飛び出している。その飛び出した部分がなんとカッパになっている。ナイフでキュウリをカットし、目は黒ゴマを付けた。その画像をFacebookページにアップすると「かわいい〜!」と人気を集めた。
カービングの本場、タイでその技を学び、タイのカービングコンテストの団体戦で優勝したこともある坂井さんにとっては、目をつぶってもできそうなカービングだが、愛きょうがあって何ともかわいい。もちろん「カッパ」と「かっぱ巻き」をかけた駄じゃれだが、「娘には伝わらなかったっぽい」と笑う。
長女は小学校1年生。児童クラブに通っていて、冬休みになってから弁当を作ってもたせている。ご飯をあまり食べる方ではないので、かわいくしたら喜んで食べてくれるのではと、カービングの腕を生かしてリンゴでウサギ、キュウリで花やタコを彫って弁当に詰めている。「皆さんもやってみたいと思えるようなものを作っていこうかな」と伊丹さんは構想を練っている。