鈴木燕市長は年頭訓示で「助け合う、そして学び合う、教え合う組織を」 (2017.1.4)

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官公庁仕事始めの4日、燕市では鈴木力市長が午前8時半前から市役所で年頭訓示を行った。約200人の職員を前に鈴木市長は「助け合う、そして学び合う、教え合う組織をつくっていきたい」と求めた。

年頭訓示を行う鈴木市長
年頭訓示を行う鈴木市長

鈴木市長は体重が2キロ増え、本を3冊読んで「十分、充電ができた正月だった」とし、昨年は合併10周年で、4月にスタートした第二次総合計画に搭載した事業は「おおむね順調に動き出している」、「水道料金の改定ができたのは大きな成果」と振り返った。

ことしは、とり年で「燕市の年」で「大きく飛躍する年にしたい」。第二次総合計画は2年目になり、初年度に取り組んだ事業の検証、見直しを行いながら定住人口、活動人口、交流・応援人口を増やす基本戦略を元に「日本一輝いているまち燕の実現に向けて引き続き頑張りたい」。

まずは新年度予算編成をしっかりと仕上げる。合併10年を過ぎて交付税の算定期間が終了し、これから年々、交付税は減らされていくが、今一度、事業、仕事の進め方を総点検し、「最小の経費で最大限の効果をあげるという組織に変革していなかければならない」とした。

鈴木市長の訓示を聞く約200人の職員
鈴木市長の訓示を聞く約200人の職員

一般財源の減少に伴って「国のいろんな交付金や特定財源を取りに行く、工夫をするという取り組みがますます求められてくる。市長に言われたからではなく、皆さんが自ら主体的に、自主的にそういった発想に取り組んでいただければと思う」。

年度替わりをスムーズに行わねばならず、人事異動で業務が停滞したり、ベテラン職員の退職で戦力がダウンしたりすることは許されず、業務のマニュアル、手順書を整理し、引き継ぎ書をしっかりつくってたすきを渡していく。

箱根駅伝で3連覇した青山学院大学院を引き合いに出し、エースが思うように活躍できないときも「チーム全体で目標に向かった。われわれもそういったことを見習いながらしっかりと業務の進め方、人材育成に取り組んでいかなければならない」、そのために「助け合う、そして学び合う、教え合う組織をつくっていきたい」とした。

「酉(とり)」という字は果実が完全に熟した状態という意味があり、「ことしが市民の皆さま、職員、そのご家族の皆さまにとって幸多い年であるとともに、燕市にとってはこれまで取り組んできたいろんな事業が実を結び、大きな成果があがる年にしたい」、「ともに頑張りましょう」と締めくくった。


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