9日午後2時から三条市・まちなか交流広場「ステージえんがわ」でファッション誌『VOGUE JAPAN』や建築を中心とした情報誌『Casa BRUTUS』の雑誌デザインを手掛けた新潟出身のデザイナー村手景子さんを迎えてクリエイターズ・トークが行われる。
15日までステージえんがわで開かれているインスタレーションの村手景子展「そしてみのりはつづく コメとワラがえがくふゆ」の関連イベント。インスタレーションはステージえんがわの北側のひさしの下に、わらと米粒をモチーフにした切り紙のようなものを組み合わたしめ縄を連想させるオブジェで飾り、三条スパイス研究所が営業する内部では村手さんが手掛けたマップやポスター、ロゴなど16点が展示されている。
村手さんは三条スパイス研究所を監修した伊藤一城さんがオーナーシェフを務める東京押上の「スパイスカフェ」のリニューアルプロジェクトを担当。その縁で今回の展示、クリエーターズトークが企画された。
クリエーターズトークは村手さんに加え、伊藤さんと三条スパイス研究所アートディレクターのデザイナー関川一郎さん(三条市)による鼎談(ていだん)。「日本の暮らしとスパイスという考え方」をテーマに村手さんの東京での仕事や新潟のデザインシーンなどについて話してもらう。午後3時まで、参加は無料。
また、3時から三条スパイス研究所が新年を祝って新巻鮭を使ったスパイス料理を100食限定で無料でふるまう。先にワークショップで仕込んだ新巻鮭を使った雑煮で、フレーク状にしたサケとしょうゆと水で煮たサケの2種類の食感のサケを合わせ、白みそベースでもち、パクチー、ブラックペッパーなどを使ったオリジナル料理を味わってもらう。広くトークやふるまい料理への参加を呼びかけている。