国定勇人三条市長は10日午前9時から記者会見を行い、異常降雪着における対応方針や手づくりしかけ絵本コンクールの審査結果など5項目を発表した。
発表項目以外の質問では、予算編成については大きな事業はすでに議会などで表明しており、「今まで発露していなものがいきなり急浮上することはおそらくない。本年度、来年度が10年、20年を見据えた面としての整備に向かった青写真づくりの期間と思っている」、「これまで表明したことを着実に進めていく年になる」と述べた。
三条小学校の跡地利用については来年度、基本構想に取り組む。三条小学校跡地の複合施設のつくり込みに加えて、まちのまんなかを面としてとらえ、周辺にある図書館の場所や歴史民俗産業資料館、中央公民館、ステージえんがわ、鍛冶道場を有効活用してまちの活性化を図る目線が大事。面としての在り方について諮る検討委員会のようなものができないか、考えながら予算編成している。
米山知事に対する認識については、「県の役割と市町村の役割は何なんだということを意識して考えているとすごく感じる」。泉田県政12年間は「知事ご自身の県の役割、市町村の役割ということが多くの市町村長が考える、あるいは日本全体が考えるスタンダードとは随分、かけ離れた世界だったので、そういう意味では非常に安心感をもって今のところは受け止めてるし、手堅い行政運営をされていると思う」。
首長の姿がいちばん良く見えるのは予算で、平成29年度予算が「どんな仕上がりになるのか期待感を込めて見守りたい」。昨年12月20日の米山知事と県市長会の意見交換会では、多くの市長から子どもの医療費助成が全国最低水準にあることの指摘があった。「泉田前知事は最低水準にあるというところに目を当てるのではなくて、トリッキーな形で高卒まであたかも子どもの医療費助成をやってますというふうに見せかけるところがそもそもおかしいんじゃないか」。
多くの都道府県は就学前までの助成がスタンダードで、「基本線を考えたらという指摘が多くの市長からあった」とし、「いきなりすぐに解決できないかもしれないが、そういう糸口の一端を垣間見ることができれば、ますますそれは期待感をもつことができる」と話した。発表項目は次の通り。