三条商工会議所(兼古耕一会頭・2,220会員)は15日午後6時からジオ・ワールドビップで平成29年「会員新春の集い」を開き、三条の経済人492人が出席し、昨年11月に就任した兼古新会頭のもと新たな年をスタートした。
演壇の上には新しいスローガン「市民と感動を共有し 笑顔と感謝で共に成長しよう」を掲げ、兼古会頭が年頭のあいさつを行った。
兼古会頭は、500人近い大勢の参加について「三条商工会議所への期待感の表れと受け止めている」と感謝した。金融相場の格言では「申酉騒ぐ(さるとりさわぐ)」と言われ、国内外の出来事にふれてことしも昨年同様に先行きが不透明な状況が予想されるが、「われわれはどんな局面に立たされようとも、ひるむことなく前を向いて挑戦し続けていきたいと考えています。沈滞したムードよりも、逆にチャンスがあるかもしれないという気概で行きたいと思っています」と意気込みを示した。
三条商工会議所の課題や2020年のオリンピック・パラリンピックへの期待などを話した。最後に会頭職を受けた理由について「長い歴史を経て当地域には多くの企業や産業の集積があったからこそ、私の父、先代が当地で創業することができました。また、会社が成長することができました。当地に対する報恩と感謝をし、さらに私が成長できるチャンスを頂くことができる時期が来たんだと自分に言い聞かせまして、分不相応ではございますけれどこの職をお受けしました」と話した。
ことし1年のモットーは「自立」を掲げ、「商工会議所役員、職員のみなさん、地域経済、それぞれがしっかりと自立をめざし、会員の皆様とともに成長できますよう努力していきたいと思います」と、さらなる協力と支援を求めた。
締めは、「本日営業されているお店をお手元の資料に入れさせて頂きました。日曜日でおなじみのお店がお休みでしたら新しいお店を見つけるチャンスです」と、斉藤弘文前会頭のあいさつの締めを踏襲するように、三条の繁華街「本寺小路」の活性化へと導いた。
来賓祝辞で、高井盛雄新潟県副知事。金子恵美衆議院議員、国定勇人三条市長が祝辞を述べた。続くアトラクションで、三条市出身オペラ歌手永桶康子さんが品田真彦さんのピアノ伴奏による演奏を披露。武石栄二三条市議会議長の乾杯の発声で交流懇親会へと移った。