燕地区職場警察連絡協議会(山崎悦次会長)と燕署は、昨年度に続いて特殊詐欺被害防止カレンダーを作成、活用して特殊詐欺の被害未然防止の取り組みを行っている。
カレンダーは636×469ミリのポスタースタイルで、1枚に1年分のカレンダーを収録したもの。「その電話 詐欺ではないですか?」というキャッチフレーズを入れ、特殊詐欺の犯人が電話で話す文言の例を示した「特殊詐欺チェックシート」や特殊詐欺と思ったときの対応、燕署の電話番号などを掲載している。
1000枚を作成し、昨年12月16日に完成。燕市の長寿福祉課とタイアップして、地域包括支援センター訪問活動のなかで主にひとり暮らしの高齢者を対象に配布している。
燕地区職場警察連絡協議会の予算で昨年初めて特殊詐欺被害防止カレンダーを作成。好評だったことから今年度も継続したもの。それが奏功してかどうか、昨年の燕署管内の特殊詐欺被害は、件数で前年より10件も少ない3件、被害総額では前年より約2,500万円も少ない1,856万円にとどまっており、ことしもカレンダーの被害防止効果に期待している。