三条市と三条市で開かれる二七の中央市場と五十の四日町市場の出店者らでつくる三条市場親和会(島影三津枝会長)は、ことしも定期市の開催日を記したカレンダー付きの2017年版「越後三条定期市ポスター」を作成して好評だ。
定期市で買い物をしたことのない人からも足を運んでもらうきっかけしてもらおうと毎年、ポスターを作成しており、ことしで5年目。
これまでは年度単位の4月始まりのカレンダーを載せていたが、市場関係者の要望もあって、ことしは初めて1月に始まるカレンダーに。ただ、定期市に三条マルシェがコラボレーションする「コラボマルシェ」は、ポスター作成時にはまだ日程が決まっていなかったため、ことしはカレンダーに記載できなかった。
ポスターはB2判で500枚を作成。市内の公共施設や県、近隣市町村、商店街などに配布、掲出してもらっているが、素朴な雰囲気のイラストが好評だ。
ヒメサユリを中央に定期市で扱われているサケ、タラコ、イカ、リンゴ、ル レクチエ、ナス、イチジク、車麩(くるまふ)、しょうゆ団子、ハクサイ、ザクロ、ダイコン、ニンジン、タクアンを主に水彩絵の具でシンプルに描いている。
デザインしたのは、縁があって三条市を訪れるようになった東京のデザイナー、稲垣誠一さん(47)。生まれ故郷の北海道旭川市には定期市がなく、三条の定期市を目の当たりにして「たくさんの店でにぎやかで驚いた」と言い、「客は年配の人が多かったが、若い人や市外の近隣の人が定期市に足を運ぶきっかけになればと、定期市で売っているもので日常の食卓に並ぶ食材を描いた」と話している。
また年に1度、発行している定期市情報紙もことし2月下旬の発行号は稲垣さんがデザインする。